生成 AI に絵画を発想させる,オリジナル AI アートに関するブログです.
Stable Diffusion で夜景を描かせるのに,“night” にちかい造語をプロンプトとしてつかっている場合があります. たとえば,“nigh” とか “nite” などをつかいます. しかし,これらの造語で夜景が描かれるとはかぎりません. そのため,えられた画像のコントラストがひくい場合,それが夜景なのかどうか,かならずしもわかりません.
AI アート・プログラムでえられた画像は修正する必要があるということを 「AI 画像修正の必要性とそのための自動最適化プログラム」 というブログ記事に書きました. 夜景についてはとくに修正の必要がたかいとかんがえています. 夜景であれば画像の修正においてガンマ値を十分にあげて暗くすればよいのですが, もし夜景でないのであればガンマ値をあげすぎないようにする必要があります. あかりがあかるくみえるようにするためには,場合によっては明るさも調整する (あかるくする) 必要がありますし,逆に夜でないのならやはり明るさを調整して全体をあかるくする必要が生じます. どうすればよいのか,まようことがあります.
もし画像に点灯した街灯などが描かれていれば,夜景であることはほぼまちがいないでしょう. つぎのような画像がそれにあたります.こういうときは,十分に暗く調整します.
室内の場合も同様です.外が暗くて,あかりがついている場合には夜だと推定できるので,やはり十分に暗くします. (右下の画像はまだ暗さが十分でないかもしれません.)
しかし,時刻をしめす,そういうはっきりしたものが描かれていない場合には,あかるさをどのくらいにすればよいか,まよいます.
上の最後の画像についていえば,空にあるのが星ならば暗くすればよいことはあきらかですが, ここでは空にあるのが星なのかどうか,よくわかりません.
室内についても,あきらかなあかりがない場合はまよいます.
どちらの画像も照明でない部分が光っていますが,これはガンマ値をあげたうえで全体をあかるくした結果そうなっています. これが適当かどうか,まようところです. 夜ならば,あかりがなければ全体を暗くするのもひとつの方法ですが,そうすると絵の印象がうすくなってしまいます.
まよった場合,最後は自分が一番よいとおもうあかるさにきめるしかないとかんがえています.