オリジナル AI アートに関するブログです.AIアートをつくるときは通常,英語でこまかい記述をプロンプト (呪文) としてあたえますが,そうせずに,みじかい造語や絵文字だけをつかって,AI に自由にアートをつくらせています.
負のプロンプトとしてパターン,つまり,くりかえしがある模様をつかうと,おもしろい画像をより高い確率でえることができるようです. くりかえしがあることで「禁止事項」が明確になり,絵のスタイルが明確化されるのではないかとかんがえています. 最初につかってみてわかったのは波模様,ファブリックなどです.
ファブリックについては「さまざまな生地のパターンを負のプロンプトとして描いた」 に書きました.比較的単純なくりかえしパターンを意味するアーガイル (argyle),マラケシュ (marrakech) などのことばから,それぞれ独特のスタイルの絵がうみだされます (下記の絵はほんの一例です). ただし,ひとつのことばからひとつのスタイルとはかぎりません.
ファブリック・パターンにはアーガイルやチェックのような直線的なものもカモフラージュのような曲線的なものもあります. 負のプロンプトに直線的なパターンをつかうと曲線が多い絵が描かれ,曲線的なパターンをつかうと直線的な部分が多い絵が描かれます.
「鉄道パターンを負のプロンプトとすると,シュールな風景画や装飾的な人物画・抽象画などを描く」 において鉄道パターンを負のプロンプトとしてえられる画像について書きました. ここでも線路を中心とするくりかえしパターンが興味ぶかい絵をうみだしているとかんがえられます (下記の絵はほんの一例です).
鉄道パターンは直線が多いので,それを負のプロンプトとするとこれらの絵のように曲線が多い絵が描かれます.
「ヒトデのパターンから生成される遠近法的な絵やぼんやりした人の絵」 においてヒトデのパターンを負のプロンプトとしてえられる画像について書きました.
ヒトデのパターンには直線にちかいゆるやかな曲線から曲率のおおきい曲線までがあらわれるためか, それを負のプロンプトとして描かれる絵には直線的な部分も曲線的な部分もあり,バランスがとれているようにおもいます.