オリジナル AI アートに関するブログです.AIアートをつくるときは通常,英語でこまかい記述をプロンプト (呪文) としてあたえますが,そうせずに,みじかい造語や絵文字だけをつかって,AI に自由にアートをつくらせています.
正のプロンプトとしては “Kanabstracd” を使用して,負のプロンプトとしてはヒトデ (starfish) が多数あつめられた画像が (それを正のプロンプトとして使用したときには) 生成されることばを使用して Stable Diffusion XL に画像をつくらせました. いろいろ,おもしろい絵を描いたとおもいます.
他のプロンプトをつかってつくったものとくらべて,遠近法的に描かれた絵が多いようにおもいます. 多のは偶然かもしれませんが…
左上の絵は中央に道路や車のようなものがありますが,雑然としていて,この部分は遠近感が不明確です. しかし,その両側には建物らしきものがあり,遠近感があります. 右上の絵は左に木らしきものがおおきく描かれ,道路の先には家らしきものがちいさく描かれています. つまり,風景が遠近感をもって描かれています.
左上の絵は道路を中心として街を描いたものであり,よくみられる構図です. つまり,このプロンプトに特有のものではありません. 右は道路が分岐していますが,これは比較的まれな絵です.
上にも風景画がありましたが,ほかに次のような風景ががあります.
人の顔の全体をはっきり描いた絵もわずかにありますが,多くは一部だけ,あるいはぼんやりと描いています. このようにぼんやりと描かれた人がこのように高頻度で出現することは他のプロンプトではかぎられています.
具象的なものがほとんど描かれていない抽象画もよく描かれます. ここにはこのプロンプトにとくに特徴的なものはみられません.
右上の絵には,抽象的なかたちのなかに鍵盤のようなものが描かれている.Stable Diffusion XL は比較的よく鍵盤を描く.
“Starfishes”,“starfishpattern”,“starfish_escher” などのことばを正のプロンプトとしてつかってえられる画像をしめす. “Starfish” だけでも多数のヒトデが描かれることもありますが,ひとつだけ描かれた画像が生成されるのを避けるために複数形や “pattern”, “Escher” などのことばを足しています.
さまざまなサイズのヒトデが描かれた絵がいくつかありますが,これと風景画の遠近感とは関係あるのでしょうか?