オリジナル AI アートに関するブログです.AIアートをつくるときは通常,英語でこまかい記述をプロンプト (呪文) としてあたえますが,そうせずに,みじかい造語や絵文字だけをつかって,AI に自由にアートをつくらせています.
AIアートでリアルにちかい女性などを描かせようとするひとが多いようです. ゲームなどに登場するやつです. しかし,それはなかなかうまくいきません. 顔は比較的うまく描けますが,指はむずかしいようです. なので,リアルなものより抽象化されたもの,あるいは抽象画を描かせるほうが得るものが多いようにおもいます.
AI は絵画風の画像も写真風の画像もつくれますが,AI が得意なものを描かせたほうがよいとおもうので,できるだけ絵画風にしたい. どうすればいつも絵画風の画像をつくるようになるかとかんがえて,つぎのような方法をためしました.
ひとつは “by” をつけるという方法です.たとえば “Dali” というプロンプトをつかうと,しばしばダリがパフォーマンスをしているような写真風の画像がえられます. ダリの絵に似せて描かせるひとつの方法は “by Dali” というプロンプトをつかうことです.
“Dali” だけだと,多くの場合につぎのような画像をつくります.
これに対して “by” をつけると,たいがい絵を描きます.
“by” では絵にならないことも多いので,より直接的に “painting” とか “paint” ということばをつけることもかんがえられます. しかし,“paint” ということばがはいっていると,はでな色をぬりがちです. そこで,“🖼” (絵画) という文字をプロンプトにいれることをかんがえました. Stable Diffusion 1.5 では,これでたいがいうまくいきます.
Stable Diffusion 2.1 ではこれでうまくいかないので,別の方法をとろうとしていることについては,すでに 「正負のプロンプトに同じことばをあたえてみると…」に書きました.