オリジナル AI アートに関するブログです.AIアートをつくるときは通常,英語でこまかい記述をプロンプト (呪文) としてあたえますが,そうせずに,みじかい造語や絵文字だけをつかって,AI に自由にアートをつくらせています.
負のプロンプトとしてパターン化された画像をうみだすことばが有効だとわかったので,パターンをうみだすようなことばをさがしました. 有効なことばのひとつが “escher” です.
ひとつのものをくりかえし描いてパターンをうみだすことばとして,“pattern” や “texture” があるが,それらが意図したようにはたらかないことがあります. そのため,ほかにも同様の機能をはたすことばがないか,さがしました. みつけたもののひとつが “escher” だ. 名詞と “escher” をあわせて負のプロンプトとして指定すると,その名詞があらわすものがくりかえされました.
“Escher” がこういう機能をもつのは,エッシャーがさまざまなパターンを描いた画家だからでしょう.
しかし,当然のことながら,“escher” とともにあたえることばによってはエッシャーが描く単純なパターンではない絵が模倣されます. たとえば “railway” ということばとともにあたえると,つぎのような絵を描かれます. つまり,意図していない建物などがいっしょに描かれます. こういう場合にはそのことばを負のプロンプトとして使用しても意図した効果はえられないとかんがえられます.