オリジナル AI アートに関するブログです．AI アートをつくるときは通常，英語でこまかい記述をプロンプト (呪文) としてあたえますが，そうせずに，みじかい造語や絵文字だけをつかって，AI に自由にアートをつくらせています．

AI が好きなもの: コラージュ

AI に「弱い」テーマをあたえたときによく描かれるのがコラージュです． ひとつのイメージに画面全体を統一できるだけのちからがないときに，画面を分割して描くようにみえます． 分割のしかたとしては 4 個，9 個などの矩形領域に整然と分割する場合もありますが，矩形にちかいがもうすこし 自由なかたちに分割する場合，不定形の領域に分割する場合など，さまざまです．

単純な 4 分割や 9 分割はあまりおもしろみがないので，画像を保存しませんでした． ここにはもうすこし複雑な分割例をしめします． まずは比較的整然とした分割の例．

もうすこしくずれたものとして，つぎのようなものがあります．

これらのうちのいくつか，とくに最後のものは，もともと縁がついた画像をかさねてコラージュにしたのだと 解釈できます． 絵画を意味する絵文字 (🖼) や “painting” などのことばをプロンプトの一部としてあたえると， しばしば額にはいった絵をならべます．

もっと雑然と画像をならべたものとして，つぎのような画像があります．

つぎのような画像になると，もはやはっきりした境界はありません．

さらにくずれると，もはやコラージュなのかどうか，わからなくなります．

これらはまだ，個々の画像が推定できますが，さらに画像がかきまわされると，もはやもとの画像を 推定することはできなくなるとかんがえられます． つぎのような画像も，もしかするとそのようにしてつくられたのではないかとおもわれます．