オリジナル AI アートに関するブログです.AIアートをつくるときは通常,英語でこまかい記述をプロンプト (呪文) としてあたえますが,そうせずに,みじかい造語や絵文字だけをつかって,AI に自由にアートをつくらせています.
猫の絵を描かせるときに正だけでなく負のプロンプトとしても “cat” を指定して,あれこれためしています. “Cat” を 1 個だけでなく 2 個いれたりもしていますが,そうすると猫が強化されるというよりは “cats” に,つまり複数になってしまうことがあります.
まず,単純に正負のプロンプトとして “cat” をあたえた絵の例を示します. つぎの 2 枚は比較的,猫らしいものです.
否定されているので,猫らしくないものもでてきます.
つぎの 2 枚は中間的で,このくらいが一番おもしろいかもしれません.
正負のプロンプトに画家名をあわせて指定すると,いろいろ変化がつけられます. まずはアルチンボルドを指定したもの.
それから,バスキアを指定したもの.
右上の絵のほうが正のプロンプトとしてだけバスキアを指定したときにちかい絵ですが,それらとくらべると, ややさびしい絵になっています.
つぎはゴッホを指定したものです.
左上の絵は,猫を否定したなかではもっともかわいい猫がえられました. ゴッホのなまえがあがると,たとえ否定しても「星月夜」がでてきてしまいます.
画家トゥリオ・クラーリのなまえを指定しただけで多様な絵がえられますが,猫をプロンプトに追加しても同様です. ここでは正のプロンプトに “cat” をかさねて指定していますが,つぎの絵ではでてきた猫は 1 匹です.
“Cat” をかさねると “cats” をあたえるのと同様の高架がりますが,それによって複数の猫がでてきた場合をしめします.
つぎの絵には猫 (らしきもの) が何匹いるのか,よくわかりません.
フェルメールの猫もあげておきましょう. ただし,通常は絵画風になる “Vermeer” を指定しているのに,これらは絵画風になっていません.
セヴェリーニと複数の “cat” を指定すると,猫がたくさんいる包装紙のようになってしまいます.
つぎのは猫がたくさんいる点ではおなじですが,包装紙っぽくはありません.
スーラを指定すると孤独な猫が描かれがちです.
スーラを負のプロンプトに指定しない場合は,スーラの絵によくある多数の人のかわりに猫が多数描かれがちなのとは対照的です.
ほかにもいろいろな画家名をためしていますが,このくらいにしておきます.