オリジナル AI アートに関するブログです.AIアートをつくるときは通常,英語でこまかい記述をプロンプト (呪文) としてあたえますが,そうせずに,みじかい造語や絵文字だけをつかって,AI に自由にアートをつくらせています.
負のプロンプトとして “barbed” ということばをつかってみました. これに “pattern”,“texture”,“Escher” などのことばをあわせて負のプロンプトとすると,いろいろ,おもしろい絵が生成されました.
“Barbed” は「有刺鉄線」ということばの一部なので, 日本語に訳すなら「有刺」ということになるかとおもいます.日本語では「有刺」を単独でつかうことはありませんが, Stable Diffusion XL に “barbed” だけで画像をつくらせると,つぎのように有刺鉄線の絵を描きます.
さらに,“barbed” に “pattern”,“texture”,“Escher” などをあわせて描かせると,多数の有刺鉄線やそれが網状になったものを描きます.
カナブストラクド (Kanabstracd) を正のプロンプトとし,これらを負のプロンプトとしてつかうと,ゆたかな画像がえられることがわかりました. まず “barbed_pattern” からえられた画像です.つぎは “barbed_texture” からえられた画像です.
そして “barbed_Escher” からえられた画像を示します.
イラスト風の絵が多いようですが,上の例のように,そうでないものもあります. “barbed_pattern”,“barbed_texture”,“barbed_Escher” などを正のプロンプトにして描かれる画像が一様な有刺鉄線や有刺網であるとはかぎらず, 複雑な場合があることを反映しているのではないかとかんがえられます.