オリジナル AI アートに関するブログです.AIアートをつくるときは通常,英語でこまかい記述をプロンプト (呪文) としてあたえますが,そうせずに,みじかい造語や絵文字だけをつかって,AI に自由にアートをつくらせています.
ジュゼッペ・アルチンボルドは,顔が野菜や小動物などでできた奇妙な顔を書いたルネサンスの画家です. そのなまえを Stable Diffusion 2.1 にあたえるとアルチンボルド自身が描いたような絵を描きますが, 負のプロンプトとしてミュシャのなまえをあたえると,もっとおとなしい人物画などを描きます.
はじめにアルチンボルド自身が描いた絵を 2 枚あげておきます.
ネットではあまり多くの絵がみつかりませんが,アルチンボルドの画集にはもっとはでな絵が多数のせられています. アルチンボルドの名前を Stable Diffusion にあたえると,それに匹敵するつぎのような,はでな絵をつぎつぎに描きます.
これらの絵の多くには強さ,不気味さなどが感じられます.
しかし,負のプロンプトとして他の画家名をあたえると,描かれるものはかなり変化します. ここではミュシャのなまえをあたえたときに描く絵をあげくす. まずはアルチンボルドのなまえを正のプロンプトだけにあたえた場合です.
これらの絵はミュシャのなまえをあたえない場合とくらべると,おとなしいという印象をうけます. アルチンボルドのなまえを負のプロンプトにもあたえた場合には,さらにそういう印象がつよまります.