オリジナル AI アートに関するブログです.AIアートをつくるときは通常,英語でこまかい記述をプロンプト (呪文) としてあたえますが,そうせずに,みじかい造語や絵文字だけをつかって,AI に自由にアートをつくらせています.
レオニード・アフレモフ (1955-2019) という現代画家のなまえを Stable Diffusion にあたえてみました. この画家の絵はすぐにわかる特徴的なスタイルで描かれていて,Stable Diffusion が描く絵もそれに沿っているので著作権等で注意が必要なようにおもいます. ところが,負のプロンプトに “expressionsim” (表現主義) をあたえるとすっかりちがうスタイルになります. このようなことは他の画家についてもおこることがわかったので, それについてはあらためて書くことにしますが,ここではアフレモフについて例をしめします.
Stable Diffusion が描くなかでアフレモフ風とおもえる絵はつぎのようなものです.
これらはアフレモフのなまえをそのまま,またはすこし変化させてあたえて,えられたものです. とくに左の絵は画材もアフレモフがえらびそうなものなので,ちょっとヤバい感じがします.
“Afremov” を負のプロンプトにもあたえても,なお,つぎのようにややアフレモフ風の絵がえられることがあります.
ところが,負のプロンプトとして “expressionism” をあたえる (つまり表現主義を否定する) と,とたんに画風がちがってきます.
ただし,表現主義を否定してもつぎのようにまだアフレモフらしさがのこっている絵もあります.
こういうドラスティックな変化はアフレモフ特有のことかとおもいましたが, ほかの画家でためしてみてもやはり画風がおおきく変化することがわかってきたので, いまそれをあれこれやってみているところです.