球形にちかいかたちのシェードは以前からフィラメントの過不足がないようにつくれましたが,彫りの深いかたちは赤道ちかくで穴があいたり,極ちかくで余ったりしがちでした. 最近のソフトウェア改善でこうした問題がほぼ解消されたので,おすすめです: 「深い模様をつけた 3D デザインランプ」. 写真は試作品なので製品はもっときれいにつくれます.
2019年5月アーカイブ
デイシンの店で販売している 3D デザイン電球は,LED チップからでる光をシェード (カバー) によって拡散するようになっています. そのため,場合によって LED の位置を調整可能にする必要があることがわかり,そのためのしかけをくふうする必要がありました. 最近そのために直径約 10 cm 以上の 3D デザイン電球にはもうひとつ部品をくわえることにしました. その部品を ABS 樹脂によってつくることで,大型の 3D デザイン電球をより熱にもつよいものにしています.
LED 電球のカバーは通常はパチッとはめこんだうえで接着剤をつけるようになっていますが,デイシンの店で販売している 3D デザイン電球は接着剤だけでカバーと電球本体をつないできました. しかし,この方法ではカバー (ランプシェード) だけを交換することができません. 交換を希望するお客様が存在し,寿命のみじかい LED もあるので,カバーを交換する方法を開発する必要がありました. 3D 印刷に適したカバーの交換法として,ネジを使用した方法をようやく開発しました.
デイシンの店では螺旋 3D 印刷でつくったランプシェードやカバーを使用したペンダントや電球などの製品を販売しています. これまでも「3D デザイン」ということばをときどきつかってきましたが,これらの製品に統一的に「3D デザインランプ」という商標を使用することにしました.
3D プリンタのフィラメントが印刷中にプリントベッドからはがれないようにするために,デイシンの店ではこれまではマスキング・テープだけを販売してきました. 私自身もマスキング・テープをつかってきましたが,はりかえるのにてまがかかるので,ヨレヨレになるまで使用し,ときどき印刷物の底面をよごしていました. しかし,最近はもっとよい方法があることに気づきました.
最近買った AnyCubic の 3D プリンタには黒いポリカーボネートのプラットフォームが付属していますが,それと同様のものを輸入して,ほかの 3D プリンタでもマスキング・テープのかわりに使用することにしました. そして,おなじものをデイシンの店で販売することにしました (20×20 cm のもの,30×30 cm のもの). いまのところ色が黒しかないのですが,値段も 300 円以下なので,この色でよい場合にはおすすめできます.