デイシンの店では,USB ハブはかならずテストして使用可能であることを確認してから出荷するようにしています. USB メモリが認識でき読むことができるかどうかのテストをおこなっていますが,ずっとおなじ USB メモリをつかっていると,ハブは正常でもテストで失敗するようになってきます. しかし,コネクタの周囲をみがくとともにほこりをふきとばすと,正常に動作するようになることがわかりました.
テストでうまく認識・読みだしができないのは錆が原因であることが多いようです. ハブが製造されてから時間がたつと錆びることがひとつの原因だとかんがえられますが,テスト用の USB メモリの側にも問題がある可能性があります. そこで,信頼性がたかいはずの USB ハブで問題がおこったときは,USB メモリのほうをうたがってみます. 問題というのは,メモリをゆりうごかすと接続がきれてしまうということです.
メモリについたオスの USB コネクタは周囲を金属がかこんでいるのですが,そこについた錆が気になります. そこで,カッターをつかって錆をおとして,さらに空気をふきつけてみました. この対策をほどこした USB メモリをつかうと,メモリをゆりうごかしても接続がきれなくなりました. カッターをつかわなくても,指でコネクタの周囲をふきとるだけでもよいようにみえます. USB メモリをうごかすことでコネクタの周囲の部分からノイズが発生し,信号をじゃましていたのではないだろうか?とおもいます. あるいは,内側の 4 個の接点についたほこりがじゃましていただけなのかもしれませんが...