Dasyn ショップで は 3D プリンタとくにデルタ型のプリンタで使用する歯車やバネから Arduino Mega 互換品までの 3D 印刷用品をあつかっています.この記事ではその理由を書きます.それは,ひとことでいえば,3D プリンタを保守しているひと,とくに DIYer をサポートすることです.
3D 印刷用品をあつかいはじめた動機は,私が DIY による 3D 印刷で苦労してきた経験にもとづいて,同様の DIYer をサポートしたいとかんがえたことです. この店で一番売りたい商品は独自の 3D 印刷技術による製品であり,それをつくるために海外とくに中国から 3D 印刷用品を購入しています. しかし,3D プリンタのすべての部品をそろえているわけではないので,故障などの際に部品がなくてこまることがあります. とくに 3D 印刷をはじめた当時は,そういうときに国内に在庫がなくて,とりよせるのに 2 週間くらいかかってしまうことがありました. その間,プリンタを修理することができません. そういう経験から,部品を輸入する際には多めに輸入して,とりあえずつかわないぶんを店に置こうとかんがえたわけです. そうすることで,私自身のように自分で 3D プリンタを製作し保守しているひとをサポートすることができます.
3D 印刷用品を入手するには中国から直接輸入することもでき,デイシンから購入することもできますが,それぞれ利点・欠点があります.この店から買っていただくと数日で必要な部品などを入手することができ,品質は中国などから輸入するより安定し,不良品であってもすぐに交換することができます. その反面,中国から直接買うよりすこし高くなってしまいます. なぜなら,最近,中国からの輸入品のおおくは 1 個だけでも送料が無料になっているからです. しかし,値段はできるだけおさえるようにしています.
デイシンの 3D 印刷用品のしなぞろえはよいとはいえませんが,それはつぎのような理由によります.3D 印刷用品の販売は 3D プリンタ保守者や製作者をサポートすることが目的なので,3D 印刷用品をあつかうのは利益をあげるためではなく,むしろボランティアとしてやっています. ビジネスとしてであれボランティアであれ,サポートするのが目的なら多様な 3D 印刷用品を網羅的に収集して販売するのが理想です.しかし,独自の 3D 印刷品の販売がデイシンの主業であり 3D 印刷用品の販売は脇の仕事です.そのため,無理をせず,基本的には自社生産でつかうものだけをストックし販売しています.自社でつかっているデルタ型 3D プリンタの部品であっても,まだ交換をかんがえていないものは購入していない,したがって販売もしていません.