タスク仕様: コラボレーション指向のメイル分類
メイル・システム改革をめざした研究を構成するタスクとして,メイルの分類をおこなう. 従来の研究におけるメイルの分類は近視眼的だとおもわれる. これをあらためて,コラボレーション,あるいはプロジェクト指向でメイルを分類する必要がある.
メイル・システム改革をめざした研究を構成するタスクとして,メイルの分類をおこなう. 従来の研究におけるメイルの分類は近視眼的だとおもわれる. これをあらためて,コラボレーション,あるいはプロジェクト指向でメイルを分類する必要がある.
メイルの用法として定期報告と不定期報告があるとかんがえられる. 日誌や週報のような定期報告は従来は紙にかかれることがおおかったが, (証拠はあつめていないが) メイルでおくられることがおおくなってきているとかんがえられる. (より定型化されていればワークフロー・システムがつかわれることもあるだろうが,そこまではしていないばあいがおおいのではないだろうか.)
メイルの分類のひとつとして Q and A (質問返答) があるだろう. Q and A においては通常,返答期限がある. 返答が満足のいくものであれば返答がかえされた時点でやりとりは終結するが,満足できないときには再度,返答をもとめることになる. そのときは満足できない理由を説明する必要があるので,やりとりのかたちとしては Q and A が 2 回くりかえされるのにちかい (したがって,システムとしてはそのようにあつかうという選択肢もある).
チャットはメイルの分類項目のなかで,もっとも制約のすくない形式である. 「チャット」 ということばは通常は IM のような実時間のメディアにおいてつかわれるが,ここではメイルをつかった 「おしゃべり」 を意味する. 返答期限はないし,そもそも返答はかならずしももとめられない. 3 人以上が関与するばあいは,だれがどのような順序でメッセージをおくってもよい. チャットのメンバーも自由に追加・削除できるべきであるが,メンバーは一応きめられるべきであろう. メンバーとして指定されていないひとが勝手にチャットに参加することは制限できるようにするべきであろう.