メイルに関する研究の再開
2007 年 5 月にメイルやワークフローに関する調査研究をおこなって,この研究ノートにメモを書いてきた. その後は休止してきたが,他のテーマの調査研究が一段落したため,再開する.
2007 年 5 月にメイルやワークフローに関する調査研究をおこなって,この研究ノートにメモを書いてきた. その後は休止してきたが,他のテーマの調査研究が一段落したため,再開する.
SMTP は SMTP サーバが直接メイルボックスにアクセスできるときは送信者にメイルがおくれないという返事をかえすことができるが,メイルをリレーするときには単純に OK という返事をかえす以外のことはほとんどできない. 現在ではメイルに関してウィルス,スパム,誤送信,情報漏洩など,さまざまな課題があるが,これらに関して現在の SMTP の応答によって対処できることはほとんどない.
ひとりのひとが,すくなくともひとつの組織のメイルと個人のメイルとを管理する. 複数の組織に同時に属しているひともいて,そういうひとの数は今後さらに増加するとかんがえられる. 個人のメイルも 1 人だけの組織あるいは家族という組織へのメイルとかんがえれば,いずれも組織への多重帰属の問題だととらえることができる. こういう多重帰属がある状況のもとでメイル・システムやメイル・ワークフローがどうあるべきか,検討しておく必要がある.
ワークフロー・システムは集中型の構成のほうが容易に実現することができる. しかし,メイル・ワークフローはメイル・サーバとメイル・クライアントとのあいだにはいるプロキシによって実現されるため,分散型の構成をとることが必須である. データベースだけはプロキシから分離して集中型の構成にすることも可能だが,プロキシが分散型である以上はその利点がいかせる構成にすることが適当だとかんがえられる.
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