Wikitecture の各項目はつぎの要素をふくんでいるべきである: 名称,設計者,施工者,所在地,建設年,構造,建築面積,建物の写真・動画,説明等,掲示板. これらのうち説明等,掲示板,リンクをのぞくと言語によらず共通の項目にする (つまり,ひとつの言語で入力すれば他の言語に自動的に翻訳されるようにする) ことができるとかんがえられる.
- 名称
- 俗称と正式名.
- 設計者
- 人名または組織名.
- 施工者
- 組織名.
- 所在地
- 建物の所在地. 地図を表示する際にこの項の内容を使用する. (項目からリンクをたどればこの建物に焦点をあてた地図が表示される. また,地図検索においてはその地域の登録されたすべての建物が表示される.)
- 建設年
- 西暦を基本とする. (和暦からの自動変換機能をもたせることもかんがえられる.)
- 構造
- 階数もふくむ. (構造の標準化機能をもたせることもかんがえられる. たとえば,鉄筋コンクリート <-> RC.)
- 建築面積
- Optional
- 建物の写真
- 複数枚も可. 写真のサイズは標準化する. (ただし,ちいさすぎるものを拡大するとボケルので要検討.)
- 動画
- 建物外部,内部などをうつした動画. 内部の商品などもあわせてうつすことができる.
- 説明等
- 自由形式での入力をゆるす. Wikiwikiweb の原則にしたがって編集をゆるす.
- 掲示板
- かきかえを基本とする説明の項とはちがって,追加していくようにする. 表示の際には他の項目とはわけて,リンクをたどって表示するようにする. 掲示板の項目はスレッド内では投稿順にならべる.
- 近傍リスト (空間・場所リンク)
- その場所に関連するサイトおよび広告,商品などへのリンク. その建築内の店,その建築に関連する商品などをとりあげる. 関連のつよさや人気などにしたがって順序や配置をきめる. 順序を動的に変更できるようにするためには,項目をデータベースによって管理する必要がある. 必要な性能を確保するためには,リストを生成するタイミングの決定が重要である. 仕様の決定にあたって,これらの項目をどう区別するか,移動の際に 「他サイトへの移動」 のメッセージを表示するかどうかなどを選択する必要がある.
- イベント・リスト (時間リンク)
- 関連するイベントなど,特定の時刻に関連付けられた外部 Web ページへのリンク. 現在またはもっともちかい未来 (開催中など) の項目へのリンクを中心とする. スクロールすることによって未来や過去の項目をみることができる. 順序を動的に変更する必要はないが,先頭項目を現在にあわせて表示する必要がある. 必要な性能を確保するためには,リストを生成するタイミングの決定が重要である. 仕様の決定にあたって,これらのページへの移動の際にメッセージを表示するかどうかを選択する必要がある.