ワークフロー・システムは集中型の構成のほうが容易に実現することができる. しかし,メイル・ワークフローはメイル・サーバとメイル・クライアントとのあいだにはいるプロキシによって実現されるため,分散型の構成をとることが必須である. データベースだけはプロキシから分離して集中型の構成にすることも可能だが,プロキシが分散型である以上はその利点がいかせる構成にすることが適当だとかんがえられる.
プロキシがユーザにちかいところにあるということは,それをユーザから制御できるようにしやすいということを意味している. とくにプロキシをメイル・クライアントとおなじ PC におくようにすれば,完全にユーザの制御化におくことができる. データベースに関しても複数のユーザ間で共用するものはサーバ上にあるほうがよいが,個人ごとにことなる部分はクライアント上にあるほうがあつかいやすいだろう.