メイル誤送信の原因やそれにどのようなケースがあるかを分析する.
メイル誤送信にはつぎのようなケースがあるとかんがえられる.
- 送信先アドレスの誤記
- 送信先として指定するべきアドレスのかわりに他のアドレスを指定するあやまり. アドレスの入力ミス (手入力による誤記),類似のアドレスの選択 (候補からのあやまったアドレスの選択).
- 送信先の余剰または不足
- メイルに返信またはそれを転送するとき,あるいはコピーしてかきかえたとき,もとのメイルにふくまれていたアドレスを削除せずに送信してしまう. これは,メイリング・リストからのメイルに対してその一部のひとだけに返信するばあいなどにおこりやすい. あるいは,追加するべきアドレスを追加しないまま送信してしまう.
- 添付ファイルのとりちがえ
- あやまったファイルを添付して送信してしまう. 情報漏洩の原因になりやすい.
- 添付ファイルの不足または余剰
- メイルに添付するべきファイルを添付しないまま送信してしまう,あるいはメイルをコピーしたときなどに添付ファイルを削除せずに余分なファイルを送信してしまう. 後者は情報漏洩の原因となる.
また,誤送信の原因として,つぎのようなことが指摘されている.
- 送信時のあせり
- メイルをいそいで送信する必要があるため,十分に確認しないまま送信してしまう [Tak 06].
参考文献
- [Tak 06] 竹内 孝一, "心理面から考える電子メールの誤送防止策", http://www.rhc.co.jp/r-isap/column_monthly03.html.