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MWF:経験と観察

緊急メイルのキャッチ

メイルは非同期のコミュニケーション手段であるから,本来は緊急の用途にはつかえないはずである. ところが,最近は会議をはじめる 30 分まえ,ばあいによっては 10 分くらいまえになってやっとその通知をおくってくるひとがけっこういる. しかも,おどろくべきことは,そういうメイルがけっこう機能している,つまり,ひとがあつまるということである. そういうメッセージはメイルではなくて IM によっておくるべきだとおもうが,IM はつかっていないひともおおいので,メイルで連絡することになる (これも Whittaker らがいう overload のひとつである).

私自身は,スパムをうまくとりのぞけなかった時代がながいため,メイルがとどいてもすぐにはみない習慣がついてしまっている. 最近はメイルサーバや Thunderbird のスパム・フィルタの性能がよいので,休日をのぞけばスパムはメイル全体の半数以下であり,それほどやっかいな存在ではなくなっている. それにもかかわらず,上記の習慣と,メイルをみることによって仕事のリズムがくるうのがいやだという理由から,緊急のメイルがまざっている可能性があることがわかっていても,なお,そんなに頻繁にメイルをチェックしていない.

しかし,さすがに社内からとどくメイルにもし 「緊急」 マークがつけられていて,到着したときに他のメイルとはちがう音をたてるようになっていたとすれば,すぐにみるのではないかとおもう. 社内のメイルであれば 「緊急」 マークにかなり信頼がおけるとかんがえられるからだ. 一方,社外からのメイルに関してはおなじ緊急度が指定されていても,おなじ音はたててほしくない. 社外でも信頼できるサイトはもちろんあるが,そこまで自動的に判定するのはむずかしいだろう.

ここには,IM のかわりにメイルをつかう習慣をそのままみとめるか,それとも両者をくべつしたうえで連携させるかという選択肢もある.

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2007-05-12 00:14 に投稿されたエントリーのページです.

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