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MWF:仮説と検証

非エキスパートのためのインタフェース

Gwizdka ら [Gwi 04] はワーキングメモリ (WM) や視覚的なメモリ (VM) などに能力のひくいユーザをたすけるインタフェースによって,能力のひくいユーザの作業効率を大幅に改善することができること,また能力のたかいユーザの作業効率が多少低下することはあるとしても,それはかぎられていることをしめしている. この結果は示唆的である.

Microsoft Windows や Microsoft Word などのインタフェースについても Gwizdka らの結果と同様のことがいえるのだとかんがえられる. すなわち,これらのプログラムはエキスパートではないユーザむけにつくられているために,エキスパートにはかえってつかいにくい. しかし,それによるエキスパートの効率低下よりは非エキスパートの効率向上の効果のほうがはるかにおおきいのだとかんがえられる.

メイルのインタフェースに関しても同様のことがいえるとかんがえられる. まず "その他おおぜい" をかんがえて設計し,それにエキスパートのために機能をくわえることによって,メイルのインタフェースを改革していくべきであろう. このやりかたがビジネスにおいてもうまくいくとかんがえられる.

参考文献

  • [Gwi 04] Gwizdka, J. and Chignell, M., “Individual Differences and Task-based User Interface Evaluation: A Case Study of Pending Tasks in Email”, Interacting with Computers, Vol. 16, pp. 679-797, 2004.

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2007-05-04 10:45 に投稿されたエントリーのページです.

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