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MWF:仮説と検証

E メイル添付わすれ対策

E メイルになにかを添付しようとしているのに,添付しわすれたまま送信してしまうということは私もよくやっている. Dredze ら [Dre 06] はこういうことがおこらないように,メッセージの内容を解析して添付物があるかどうかを自動的に判断して,送信直前またはメッセージを書いているときに警告するしくみを実現している. たしかにメッセージを解析すればかなり確実に添付すべきものがあるかどうかわかるとはおもうが,とはいっても,ほんとうにこれがただしい解決法なのだろうか?

メイルになにかを添付するのは,自分 (メイルの著者) が相手にドキュメントかなにかを "FTP" [Duc 01] しようとしているか,相手からなにかをもとめられるているかのどちらかであることがおおいとかんがえられる.

自分がなにかをおくろうとしているのなら,メイルをかきはじめたときにはそれがわかっているはずである. それなら,かきはじめるまえになにかひとこと宣言しておけば,その情報をもとにしてコンピュータが添付をチェックすればよい. このように "仕事" をはじめるまえにプランをたてるのは当然のことだろう. ちょっと横着してそれをやらないとすれば,添付わすれするはめになってもしかたがないとおもわれる. ただし,かんたんにプラニングができるのでなければ,やらなくなるだろう.

相手からなにかをもとめられているのなら,相手が形式的 (formal) にそれを指定すればよいとおもわれる. つまり,このばあいはプランをたてるのは相手であり,それをコンピュータが自動的にチェックすればよい.

いずれにしてもプランは形式的に記述すればよいのであって,「不確実な自然言語解析にたよる必要はないとかんがえられる.

参考文献

  • [Dre 06] Dredze, M., Blitzer, J., and Pereira, F., “"Sorry, I Forgot the Attachment:" Email Attachment Prediction”, Third Conference on Email and Anti-Spam (CEAS 2006), July 2006.
  • [Duc 01] Ducheneaut, N. and Bellotti, V., “E-mail as Habitat”, ACM Interactions, September-October 2001, pp. 30-38, 2001.

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2007-05-04 00:37 に投稿されたエントリーのページです.

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